
ココナッツオイルは美容や健康に良いのかしら?

ココナッツオイルをダイエットに活かしたいけど、どう活用すればいいかな。
ココナッツオイルはダイエットに効果のあるオイルとして有名です。では、具体的にはどんな効果があるのでしょうか?ココナッツオイルのダイエットにおける良い効果とダイエットへの取り入れ方について紹介します。
ココナッツオイルとは
ココナッツオイルとは、ココヤシの実の胚乳から抽出したオイルのことです。ココナッツオイルのカロリーは100gで921kcalです。大さじ1杯で110kcalあります。カロリーは他のオイルと大きな違いはありません。
ココナッツオイルは、低温時は白い固形状となります。ココナッツオイルは加熱しても酸化しづらく、栄養分も損なわれないため、加熱調理にも利用できるのが特徴です。
ダイエット・健康・美容における良い効果
エネルギーとして代謝されやすい
ココナッツオイルには中鎖脂肪酸が多く含まれています。料理などによく使われる菜種油に含まれているのは長鎖脂肪酸です。長鎖脂肪酸は、体内に吸収されると、エネルギーとして使われなかった分は体脂肪として蓄積されます。一方、中鎖脂肪酸は、肝臓で分解されて、エネルギーとして使われます。また、消化吸収が早く、エネルギーとして代謝されるスピードも早いという特徴があります。そのため、脂肪が蓄積されることなくエネルギーとして使われます。
ケトン体が体脂肪の燃焼を活性化
ケトン体とは、糖質がエネルギー源として使えない時に代わりに使われるエネルギー源です。体が栄養不足と感じた時に、脂肪が分解されて、できるものです。ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は肝臓で処理されて、ケトン体に変換されます。そのため、中鎖脂肪酸を摂ることで、体内のケトン体濃度をあげることができ、体脂肪の燃焼を活性化させる働きが期待できます。
認知機能の改善効果
ケトン体は、脳内でエネルギーとして使われます。認知機能のが低下した脳では、ブドウ糖がうまくエネルギー源として使われていなくなっており、脳がエネルギー不測の状態となっています。ケトン体がエネルギー源として使用されることで、脳のエネルギー不足が解消されます。神経細胞の死滅があまり進んでいない状態であれば、認知機能が改善する効果が期待できます。
満腹感が持続する
ココナッツオイルを摂取すると、脂肪の分解が優先されるため、体内には糖が残った状態となります。脳内では、まだ食べ物が残っていると判断され、満腹感が持続するといわれています。
肌のターンオーバーを促す
ココナッツオイルに含まれるビタミンEは、別名「若返りのビタミン」と言われています。新陳代謝を促す作用があり、肌のターンオーバーを促す効果があるといわれています。
免疫力のアップ
ココナッツオイルに含まれるラウリン酸は、母乳にも含まれている成分です。ラウリン酸は、抗菌・抗ウイルス作用があり、免疫力のアップが期待できます。
便秘解消効果
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸には胃腸の蠕動運動(前進を伴う収縮運動)を活性化させる働きがあります。老廃物の排出が行われやすくなり、便秘解消効果が期待できます。
ダイエットへの取り入れ方
ココナッツオイルを今まで使っていたオイルの代わりに使うという取り入れ方がおすすめです。
バターの代わりにお菓子作りに使用したり、炒め物に使用したりなど、様々な料理に利用できます。また、空腹時に、コーヒーなど飲み物に入れて飲めば、空腹感を抑える働きも期待できます。
注意点
他のオイルと同様、カロリーが高いため、摂り過ぎに注意する必要があります。1日に大さじ2杯程度までにしましょう。
ダイエットに嬉しい効果だけではなく、美容や健康に良い効果が期待できるココナッツオイル。早速、料理やお菓子作りに活用してみたいですね。
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